意外に忘れられがちになるアイテムですが、ドローンで撮影するのになくてはならないアイテムです。
SDカードは「とりあえず何でもいいから入れたらOK」そう思っていませんか?
実は、これから紹介する【SDカード】でないと後悔しますよ。
なぜなら、高画質動画が記録できる、それに見合った規格のSDカードでなければ
保存できない等問題が起きるからです。
この記事では、4K動画撮影・記録を基準とした規格のSDカードをご紹介します。
ご紹介するSDカードは、私も使っているメーカーのSDカードなので、安心してお使いいただけます。
私は何者?と言ことで少し自己紹介をしますね。
国交省認定スクールDPAで回転翼3級取得、ドローン歴は2年2ヶ月※記事投稿時
兵庫県を主な活動拠点とし、DJI製ドローン【Mavic 2 Pro】で空撮をおこなっています。
YouTubeに空撮動画のチャンネルも開設しているので、そちらもご視聴ください。
なおさんのドローンチャンネル ←YouTubeはこちらから
以下の資格もドローンに関するものになり取得済です。
その他取得済資格

本編に行く前にドローンが100%楽しくなるアイテムを紹介しますね
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Mavic2Proに推奨のSDカードは?
メーカー推奨のSDカードは以下の通りです。
どれを選べばいいのかなど、詳しく説明していくので一緒に見ていきましょう。
対応SDカード
microSD™
最大容量128GBのmicroSDに対応しています。UHS-I スピードクラス3に対応したmicroSDカードが必要です。推奨microSDカード
32G
Sandisk V30
Sandisk Extreme V30 Pro64G
Sandisk Extreme Pro V30128G
DJI Mavic2Pro スペックページより引用
Sandisk Extreme V30
Sandisk Extreme Pro V30
Kingston Canvas Go!
Kingston Canvas React
容量ごとの記録時間は?
1080P/30fpsと4K/30fpsで、それぞれ32GB~128GB容量ごとの記録時間は以下の通りになります。
あくまでも目安としてご覧ください。
撮影状況やセッティングにより時間のズレは生じることをご了承願います。
32GBの場合 | 64GBの場合 | 128GBの場合 | |
1080P/30fps | 約120分 | 約240分 | 約480分 |
4K/30fps | 約42分 | 約84分 | 約168分 |
容量が増えれば単純に倍の時間が記録できます。
しかし1080Pと4Kでは同じGBでも、4K動画になると約1/3の時間になります。
なので少なくとも64GBあれば、約3回分のフライトは記録できる計算です。
※Mavic2Proでの例えになります、他の機種ならもう少し伸びるものもあるでしょう。
SDカードのスペック(規格)
高画質画像の映像を記録するに見合ったSDカードの規格について説明します。
こちらを参考にすれば、どのSDカードを選べばいいかがわかります。
容量

容量は数字が大きければ大きいほど(○○GBの○○部分)写真や動画をたくさん記録することができます。
コストパフォーマンス(後はコスパで表記)を考えて私は64GB~128GBのSDカードをオススメします。
もう一つ言えば、複数枚所持すればSDカードの故障や紛失、ドローンの不具合時に対応可能ですね。
スピードクラス

スピードクラスとは、転送速度を表します。
4K動画(それ以上)を記録するには最低転送速度が一定数必要となります。
UHSスピードクラス3・ビデオスピードクラスV30を基準に選んでください。
スピードクラス | UHSスピードクラス | ビデオスピードクラス | 最低転送速度 | |
8K動画 | - | - | V90 | 90MB/秒以上 |
4K/8K動画 | - | - | V60 | 60MB/秒以上 |
4K動画 | - | 3 | V30 | 30MB/秒以上 |
フルHD動画 | 10 | 1 | V10 | 10MB/秒以上 |
フルHDで撮るのか2.7K・4K以上で撮るかにより変わってきますが、
UHSスピードクラス3またはビデオスピードクラスV30以上あれば安定して記録できます。
※フルHD動画もカバーできるのでオススメです。
UHS規格

【Ultra High Speed】の略
UHS規格とは、データ転送速度の規格です。
上位規格であればあるほどデータ転送速度が上がります。
転送速度が上がる=安定した撮影、記録ができてパソコンへのデータ転送も時間短縮になります。
最大転送速度 | |
UHS-Ⅰ | 104MB/s(832Mbps) |
UHS-Ⅱ | 312MB/s(2496Mbps) |
UHS-Ⅲ | 624MB/s(4992Mbps) |
アプリケーションパフォーマンスクラス

アプリケーションパフォーマンスクラスとは、データ編集などを含むアプリケーションを快適に利用するための規格です。
現在はA1とA2の2種類規格があり、A2が最新の規格となっています。
A1とA2、機器ごとに対応したものを使えば問題ありません。
どちらか悩むならA2で問題ないですよ。
まとめ
4K動画撮影を基準にするならば、8GB~32GBでは話になりません。
折角キレイな映像が残せるドローンで、低画質な映像しか残せないというのは勿体ないですよね。
SDカードのスペックをしっかり確認して、高画質映像を撮り逃さないようにしましょう。
SDカードについてもう一度確認しておきましょう。
まとめ
- 保存容量は64GB~128GBがおすすめ(コストパフォーマンスがいい)
- SDカードは複数枚用意すれば、トラブルがあっても安心
- スピードクラスはUHSスピードクラス3、もしくはビデオスピードクラスV30(4K動画基準)
- UHS規格はUHS-Ⅰ 最大転送速度104MB/s(832Mbps)
- アプリケーションパフォーマンスクラス A1とA2の2種類あるが新しい規格のA2で問題なし
スピードクラスや規格を間違えないように、SDカード購入時はしっかり確認するように。
あと安い値段のもの、どこのメーカーかわからないものはやめておきましょう。
データが保存できていないや転送できないと言ったトラブルにあう可能性が高くなります。
「せっかく撮影したのに映像が記録できていなかった」なんて泣くに泣けませんからね。
そうならないよう、使えるSDカードを準備して空撮を楽しみましょう。
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