旅行代理店を巧妙に装い、不正な手口で被害を与える「不正トラベル詐欺」という悪質な犯罪が増加しています。
海外からの旅行者が被害に遭うケースも少なくありません。
詐欺師たちはフィッシングメールや偽サイトを通じて狙いを定め、被害者のクレジットカード情報や宿泊料金を不正に奪います。
一度被害に遭うと、宿泊できずに金銭だけを支払うなど、深刻なトラブルが発生することも珍しくありません。
このような不正を未然に防ぐためには、正規代理店を活用し、クレジットカード情報を漏らさないようにするなどの着実な対策が求められます。
情報収集の一環として、記事を読んでください。
不正トラベルとは
不正トラベルは、旅行代理店を装い、実際には旅行を手配しない詐欺の一種です。
また、盗み出したクレジットカード情報で、旅行関連サービスの不正購入に使ったり不正に利益を得たりします。
海外からの旅行者をターゲットにする不正手口が増加しており、注意が必要です。
旅行をしたいと考えている人、すでに旅行を楽しんでいる人までもが被害に遭う怖い詐欺です。
不正トラベルの実態
不正トラベルの実態は、虚偽の旅行情報を提供し、支払いを受け取った後に連絡が取れなくなるというものです。
被害者は旅行先に着いた際に宿泊施設が存在せず、お金を取り返すことが難しい状況に陥ります。
2023年1月10日からは、全国旅行支援の制度が再開しています。
今後は被害が増える可能性も捨てきれません。
以下のサイトで詳しい実態を知ってください
不正トラベルの手口
ここからは日本サイバー犯罪対策センターの情報を参考に、不正トラベルの流れ~手口までお伝えしていきます。
犯罪グループはどのような手口や流れで不正を働いているのか。
詳しくは以下をご覧ください。
不正トラベルの手口
不正トラベルの流れ
不正トラベルの流れは上記のようになります。
不正トラベルの手口は巧妙で、一般的にはネット上で虚偽の旅行プランを宣伝し、問い合わせがあった際に支払いを要求します。
取引がオンラインで完結する不正トラベルは発覚しにくい上に、気付いた時は旅行が終わった後だったのパターンです。
ターゲットは海外からの旅行者
不正トラベルで狙われている旅行者はどんな人か。
特に日本を訪れる外国人旅行者が狙われやすいです。
言葉の壁や地理的な距離があり、被害を訴えにくいため狙い目とされています。
- 「格安で旅行ができる」
- 「正規代理店より旅行商品が安くなってお得」
といった美味しい謳い文句で旅行者を集めるのは、詐欺の常套手段なのは言うまでもありません。
如何にも日本に詳しい素振りで、海外の旅行者を勧誘して騙す悪質な詐欺です。
今後は、海外への旅行も注意が必要となるでしょう。
コロナが落ち着いてくると、今まで規制が緩和され旅行者が増えるのは間違いないからです。
フィッシングメールや偽サイトに注意
不正トラベル業者はフィッシングメールや偽サイトを通じて被害者を誘導します。
メールのリンクやサイトへのアクセスには注意が必要です。
詐欺と気づかず入力してしまった個人情報は、犯罪グループに利用されます。
特にクレジットカード情報など、信用できないサイトやメールに記載されているURLから飛んだサイトで入力しないように!
フィッシングメールや偽サイトの情報を知ることが、騙されにくくなる防衛手段の一つです。
もっとフィッシング詐欺や偽サイトについて知りたい人は以下の記事をご覧ください
ネット詐欺 詐欺の種類と対策方法① フィッシング詐欺の手口と対策
トラブル事例
ここからは、起こりうるトラブル事例を4つ紹介します。
旅先でのトラブルやカード決済による被害の例です。
トラブル事例
宿泊できない
不正トラベル被害の一例として、宿泊が実現せず現地での滞在が不可能になるケースが挙げられます。
不正に予約されたことが発覚すれば、宿泊はおろかチェックインすらできません。
その際に、別の宿泊施設を用意してもらえるか・・・・・・それは無いと思ったほうがよいでしょう。
宿泊代金の支払い(2重払い)
上記のように宿泊できないとなった場合でも、宿泊施設に空き部屋があるなら宿泊できる可能性もあります。
しかし、宿泊代金は新たに支払わなくてはなりません。
または宿泊施設の予約は完了していても、肝心の支払いがされていない場合もあります。
申込時に支払った代金は、犯罪グループの手の中に・・・・・・
そうなると、宿泊予定の施設より代金を請求され2重払いになると言うことです。
警察の取り調べをうける
被害者が知らない間に金銭的なトラブルに巻き込まれ、現地の警察に呼び出されてしまうといった事例も報告されています。
そうなれば、楽しみにしていた旅行は一瞬で悪夢の出来事に変わり果てるでしょう。
取り調べも長くなれば、予定通りに旅を楽しむこともできないなど良いことはありませんね。
知らない間にカード決済
急な支払い要求に対応せざるを得ず、知らない間にクレジットカード情報が不正に使用されるケースも珍しくありません。
もしアナタのカード情報が盗まれたとしたら、アナタの知らない間にカードを利用されて決済が完了しています。
不正トラベルに利用されたなら、決して安い金額ではないはず!
カード情報は日本人が狙われていることも多く、迂闊にカード情報を入力する行為は危険だと知りましょう。
不正トラベルの対策
以下の2点に注意して、不正トラベルに遭わないようにしましょう。
不正トラベルの対策
認可を受けた正規代理店の利用
不正トラベルから身を守るためには、信頼性のある正規代理店を利用することが重要です。
評判や口コミを確認し、安全性を確保しましょう。
旅行会社や代理店のHPで記載があるか、確認することも対策の1つです。
SNSで募集とかネット販売は安く目を引きますが、安易に申込むのはやめたほうが無難です。
クレジットカード情報を不正に盗む手口に注意
クレジットカード情報が流出するリスクを避けるためにも、安全な決済方法を選択し、不審な取引には注意を払いましょう。
旅行者として騙されることも嫌ですが、カード情報を盗まれて被害に遭うことも避けたいですよね。
色々な手口でアナタの個人情報が狙われています。
「自分は大丈夫」 そう思っている人ほど、簡単に引っかかるものです。
不正トラベル以外の詐欺手口も知り、情報を盗まれないようにすることも大事なことですね。
もっと不正トラベル以外の詐欺手口について知りたい人は以下の記事をご覧ください
もう騙されない【知っておきたい7つの詐欺手口】まとめてみました。
まとめ
今回は不正トラベルの手口や事例、対策までをお伝えしました。
不正トラベルは巧妙な手口で旅行者を騙す悪質な詐欺行為です。
海外旅行を予定している方は十分な注意が必要であり、信頼できる代理店を選択することが重要になります。
詳細な情報収集と慎重な行動が、不正トラベル被害を防ぐカギとなるでしょう。
もう一度不正トラベルについておさらいしておきましょう。
私のブログで得た情報を、あなたの周りの人にも教えてあげてください。
あなたは知っていても、あなたの周りは知らない人がたくさん居ます。
私のブログが少しでも、詐欺被害をなくす手助けになれば幸いです。
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